中山道六十九次 9日目 2021/04/25
今日は、馬籠 (7.8km)、落合 (4.5km)、中津川 (3.9km)、大井宿 (9.9km)、計 26.1 km の目標です。
軽めですが、大井宿 (恵那) から続く十三峠は途中で中断しづらく、帰宅の都合もあるのでこの目標です。
どうやら、5年前の今日は、東海道五十三次の箱根越えだったようです。
あの時は、血豆が潰れても、筋肉痛でも、雨が降っても、毎日歩いたので本当に厳しかったですが、今回は、一度休憩、復調して進むことができるので、肉体的にも、精神的にも負担は軽いです。
今日は、妻籠宿の朝の顔を拝んでから、馬籠の雰囲気を楽しみ、いよいよ岐阜県に突入する予定です。
通常は、7時からスタートする朝食を30分前倒ししていただけたので、朝からおいしい朝食をいただきました。元気いっぱい、休養十分、では出発です。
ますは、妻籠宿の朝の顔を楽しみます。ここを朝夕と眺めることができて本当に良かったです。宿泊するなら、妻籠、馬籠、奈良井宿などがお勧めだと思います。
妻籠宿を出ると大妻籠を越え馬籠峠を上っていきます。男滝、女滝などの名所も含めて旧道の風情が楽しめます。季節柄、庚申塚付近や立場茶屋跡の桜が満開です。
妻籠宿から大妻籠まで30分、そこから馬籠峠を上り、立場茶屋まで45分、峠の茶屋まで15分というところです。妻籠宿から約1時間半で馬籠峠の山頂に到着です。
峠の茶屋で一度、車道と交差しますが、また旧道に戻りどんどん進んでいきます。
下りは足もはかどり、30分ほどで、馬籠峠の展望台に到着。壮観です。
展望台を下っていくとすぐに高札場跡、馬籠宿の街並みに入っていきます。
奈良井や妻籠より商業化されてしまっている印象はありますが、ここも美しいです。
本陣跡地の藤村記念館正面の休憩所で休憩です。午前9時になりました。妻籠から馬籠までは約 8km 峠越えですから、こんなものでしょう。
少し休憩もしたので、落合宿へ進みます。美しく楽しかった木曽路ともお別れ、いよいよ信濃の国から美濃の国へ岐阜県突入です。
落合宿までは、5km 弱ですが、サンセットポイントとして有名な正岡子規の句碑や、落合の石畳など、見どころも沢山あります。
約1時間ほどで、落合宿に到着です。10時です。時間もあるので、籠から直接宿に入ることができた式台玄関など、保存状態の良い、本陣跡を見学させていただきます。
次の中津川宿まであと 4km 足らず。中津川市の中心部に進んでいきます。
途中、小さなアップダウンが沢山あります。勾配の急な与坂の頂上には、越前屋さんというカフェが、峠の茶屋的にあります。さらに進んで茶屋坂を越えた所にあったベンチで一旦休憩です。もう中津川宿は目と鼻の先です。
茶屋坂のベンチで休憩したので、中津川宿には11時半ごろ到着です。中津川宿では、宿場の風情を持った家屋の壁に、鯉のぼりが飾られていて特徴的でした。
今日の目標地点である大井宿はここから約 10km、できれば午後3時までには大井宿本陣跡を見て、恵那駅に到着して帰路につきたいところです。
本陣跡を背に、2時間ほど、てくてく中津川市から恵那市まで歩きます。中津川から大井宿(恵那)への道のりは、恵那市に入ってすぐの甚平坂を除くと、多少アップダウンはありますが、比較的見通しのよい気持ちの良い道が続きます。
甚平坂を越えると、大井宿の本陣までは20分ほどでした。午後2時です。今日は7時間しか歩いていないです。本陣跡を見てから中山道の案内に沿って、大井宿を散策し、恵那駅に向かいます。
恵那駅 14:31 の JR 中央本線快速で、名古屋へ1時間、そこから東海道新幹線に乗って帰宅しました。とうとう、東海道新幹線。高くつきます。
後半は、大阪の自宅に帰宅できる日程で計画していきたいところです。