一人旅 五十三次一気完歩など

東海道、中山道など街道歩き

中山道六十九次 6日目 2021/04/11

今日は、最大難所「和田峠」越えに加えて次の電車の都合を考えて「塩尻峠」も越える予定です。下諏訪(21.6km 実質は唐沢近くまで進んでいるので17km ほど)、塩尻(11.4km) 計 33.0 km (実質は 29 km 弱) を目標に歩きます。距離こそ短めですが、和田峠の標高は 1,500m 超え、厳しいコースになる事は必至です。 天候は快晴、次回の電車の都合があるため、疲れていても下諏訪で挫折することなく塩尻に到達する強い気持ちで今回は出発です。

まずは、昨日ピックアップしていただいた地点まで送っていただき、再スタートです。

午前7時15分、唐沢一里塚を目指して、峠道を登っていきます。

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ピックアップ地点から和田峠登山口へ

ところが、いきなり朝から凡ミス、左側の歩道を歩いていたので、和田峠に入る道に出ていた霧ヶ峰方面の案内が、和田峠方面である事に気づかず通り過ぎ、15分ほど歩いてから、アプリと GPS で通り過ぎたことに気づきました。ここで、30分ほど使ってしまいました。自分の無知を笑って赦し、いよいよ和田峠の旧道に入っていきます。楽しみです。

登山口は、「ここ本当に入っていっていいの?」という感じの雰囲気ですが、踏み入ると旧道の土と落ち葉は足に優しく、てくてくと登っていけます。

もっと厳しい上りを覚悟していたのですが、江戸方からの上りは総じて緩やかな上り坂を延々と登っていく感じでした。クマよけに音楽を流しながら、上っていきます。

ところどころ、日陰には霜柱が残っていて、サクサクと心地よいです。

途中キャンプ場や昔のドライブインの名残を通り過ぎます。

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霜柱のある道、ガレ場、休憩所名残

頂上付近で一旦車道と交わります。その後もまだかなと思う上り坂を登りきるといよいよ峠の最高地点です。午前9時になりました。8時少し前に旧道に踏み入って1時間強で山頂、上出来です。

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和田峠上り江戸方から
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和田峠から見渡す下諏訪

延々と続く下りの山道と、遠くに下諏訪が望めます。少し休んで、下りに取り掛かります。下りは楽だろうと高をくくっていたのですが、ガレ場が多くてかなり大変です。

 

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和田峠下り京方

京方から上っていたらさぞ大変だったんだろうと思います。滑らないように注意しながら下っていきます。和田峠は、箱根の旧道のように左右から生い茂った木々の間を抜けていくようなところも少なく、蜘蛛の巣や虫は少なくヒルに悩まされることもありませんでした。持ってきたライターの出番が無くて何よりです。

旧道の山道を1時間も下ると車道に出ましたが、そこからまだ延々と下りが続きます。

車道に出てからさらに1時間半、やっと諏訪湖が見えてきました。もうすぐ下諏訪宿に到着です。

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和田峠下り、樋橋茶屋本陣跡、やっと見えてきた諏訪湖

 国道からそれて街道をてくてく進んでいくと下諏訪宿に到着です。甲州街道との合流地点だったようです。

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下諏訪宿

本陣跡近く、資料館の庭がきれいだったので 、ここで昼食を取らせてもらい、近くの足湯で休憩、リフレッシュできました。

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ほっと一息

いよいよ、今日の最終目的地、塩尻宿に進みます。よくよく考えると今日は宿場としては2つしか進まない事に気づきました。へこまず、下諏訪を後に岡谷方面に進んでいきます。途中、平福寺を過ぎだんだんと上り坂になってきます。明治天皇今井御小休止本陣跡を過ぎるといよいよ塩尻峠の本格的な上りになってきます。午後1時15分くらいです。

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平福寺、今井御小休止本陣跡、塩尻峠の大岩

 和田峠よりも心拍数があがったかも知れない、急な上り坂を登っていくと塩尻峠の展望台があります。長く感じましたが、急な坂道は30分ほど、右には南アルプス、左には八ヶ岳が見えます。残念ながら南アルプス側に見えるはずの富士山は、雲のためか僕の視力のせいか見ることができませんでした。眺望に何時までも見とれているわけにはいかないので、下りに取り掛かります。午後2時少し前です。

ここからは下り坂が、目的地塩尻宿、帰路の塩尻駅まで続きます。

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塩尻峠から諏訪湖を望む

途中、サンサンワイナリーの横を通り過ぎ、1時間も下っていくと塩尻宿です。

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塩尻宿

午後3時少し前、本陣跡に到着、洗馬まで行けそうな時間ですが、電車との調整を考えると今日はここで切り上げ。実際疲れてもいます。塩尻駅に向かいます。

午後3時半塩尻駅に到着、あずさ44号に乗って帰宅しました。

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4割強というところでしょうか?

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