中山道六十九次 1日目 2021/02/27
日本橋の道路元標、東海道五十三次を踏破するために、ここに来たのは5年前の4月23日、大阪から前泊し、お江戸日本橋七つ立ちという事で、早朝4時頃でした。
前回東海道は、連続したお休みがとれたので、一気に完歩したのですが、今回中山道は、かたまった休みも取れないので、週末などを利用してコツコツ歩く事にします。
今朝、上尾から電車で東京駅まで移動したので、朝7時からのスタートです。
六十九次 533km 1日目、今日は、板橋(9.8km)、蕨(9.0km)、浦和(5.4km)、大宮(5.0km)、上尾宿(7.9km) 計 37.1km の予定です。もう少し行けそうですが、次回2日目のスタートを上尾にした方がメリットが大きいので今日はこの予定で進みます。
さあ出発です。
てくてくと少し行くと神田駅、そして神田明神です。神田明神を過ぎ千代田区から文京区に入っていきます。
文京区の名の通り、東大の赤門、東洋大学を横目に見ながら進みます。
少しなだらかな上りになりますが、負担はほとんどありません。
文京区を過ぎると、豊島区巣鴨、おばあちゃんの原宿として知られる、とげぬき地蔵尊 高岩寺のある地蔵通商店街です。
東海道と同じく、中山道も旧街道として栄えた街のいくつかは、その通りを商店街として名残をとどめています。この地蔵通商店街も、中山道の旧道沿いになります。
巣鴨の商店街を過ぎて少し行くと、板橋区、板橋宿の江戸方、平尾宿に入ります。板橋宿は五十三次の品川宿と同じく、江戸四宿と呼ばれていたそうで、江戸側から、平尾宿、仲宿、上宿で構成された大きな宿場だったようです。第一番目の宿場町ですが、仲宿の本陣跡も過ぎ、どんどん進んでいきます。
次の蕨宿の前に、戸田橋を渡って、東京都から埼玉県に越境します。今日は、日中でも外気温11℃と肌寒く、厳しい北風に向かって歩いていきます。
荒川を越えると、埼玉県です。蕨宿に進んでいきます。
しばらく戸田市の市街地を進んでいくと蕨市に入り、大きな道標が見えてきます。
ここから、整備された旧中山道を進むと、本陣跡に蕨市立歴史民俗資料館があります。美しく手入れされ入館料も無料との事、思わず拝観させていただきます。上尾までの道のりでは、蕨宿が最も整備されています。素通りするのはもったいないと思います。
蕨宿の歴史民俗資料館を見学させていただいて、休憩にもなりました。先を急ぎます。
蕨市を過ぎ、さいたま市南区に入ります。そのまま進めば、浦和区、浦和宿本陣跡です。小さな公園になっています。
蕨宿から浦和宿までは、約5km、次の大宮宿までも同じ程度で、途中、新都心を横見しながら、サクサクと進みます。
大宮宿は、地代が高いのか遺構もありませんが、中山道の名残以上に大きな街並みとして栄えています。あまり人の多いところは避けたいので、休憩は宮原あたりで取る事にして、休まず上尾宿方面に進みます。
ここまで、蕨宿の見学を含めて6時間半、そろそろ疲れてきました、宮原の道端に喫煙所を見つけたので腰を下ろして休憩です。
15分ほど休憩し、復活です。残り 5km 程度ラストスパートです。
てくてく進むと上尾市に入り、新しくできたイオン上尾店が見えてきました。本日のゴールはもうすぐです。
上尾宿本陣跡に到着、久しぶりに長距離を歩いたので、40km 足らずですが、疲れました。