中山道六十九次 4日目 2021/03/27
今日は、いよいよ一つ目の難所「碓氷峠」越えです。坂本(9.5km 実質は横川から 3km 程度)、軽井沢(11.7km)、沓掛(4.4 km)、追分(4.3 km)、小田井(5.0 km)、岩村田宿(4.7 km) 計 39.6 km (実質は 35 km 弱) を目標に歩きます。 天候は曇り、雨の心配はなさそうです。濃霧注意報が出ていましたが、7時半に横川駅に到着、遠くの山々は少し霞んでいるようですが、まず大丈夫でしょう。碓氷峠の疲れ次第では軽井沢で中断という、またまた軟弱な姿勢で出発です。
廃線ハイカー達に交じって、鉄道ファンならたまらない、旧車両を展示している鉄道公園を後に碓氷の関所跡から旧街道に出ます。
流石に中山道歩きには季節が早いのか、旧道に出ると廃線ハイカーたちはいなくなりました、一人てくてく歩きます。
前回横川駅まで進んでおいたのは大正解で、30分ほどで坂本宿本陣跡に、そのまま先に進みます。
坂本宿から15分ほどで碓氷峠の登り口に到着、ここから熊野皇大神社を目指します。
旧街道の峠道という事で、蜘蛛の巣や虫を警戒しましたが、箱根よりずいぶん歩きやすく四軒茶屋跡手前の休憩所まで一気に登ります。
クマよけにスマホで音楽を流しながら登っていきます。西城八十という事ならジョー山中さんの「人間の証明のテーマ」を持ってきていたら良かったかもしれません。途中薄気味の悪いところも何か所かありましたが、最後の長坂を登りきって少し行くと熊野皇大神社に到着です。上りだけなら 5~6km 平地なら1時間の距離ですが、2時間ちょっとかかりました。旅の無事を祈願させていただき、近くの見晴らし台で休憩です。
やっぱり峠は格別です。きつかった分、達成感は一入です。
峠を旧道から下って、軽井沢宿を目指します。1時間半ほどで軽井沢銀座に。
結局碓氷峠だけで、3時間半かかってしまいました。もう12時です。
本陣跡は、小さなモールのようになっていました。人通りも多いので、このまま沓掛宿に向かいます。
道中、戦時の総理大臣を務められた近衛文麿公の別荘を横目に、沓掛宿までは 4.4km、
碓氷峠で疲れた脚でも1時間の距離でした。
沓掛宿は、今は中軽井沢になっています。昼食を取りたいですが、混んでいると困るので、空いているお店を探しながら追分宿に向かいます。追分宿に向かう道中でラーメン屋さんを見つけたので軽い食事を取り、先に進みます。このあたりは標高 1,000m を越えているようです。
追分宿も沓掛宿から 4.3km と近いので、1時間足らずで到着です。昼食を取ったにも関わらず、まだ午後2時半です。追分宿は、観光地化されていて宿場の風情を感じることができます。ドライブがてらに訪ねて見られるのも良いかもしれません。
追分宿から小田井宿までは、なだらかな下り坂が続きます。5km 程度ですが1時間もあれば到着できそうです。そのまま進みます。
途中立派な杉並木を横目にどんどん下っていきます。予定通り約1時間で小田井宿の本陣跡に到着です。午後3時半になりました。
ここで問題発生です。と言っても大問題では無いのですが。
今日の目的地、岩村田宿最寄りの佐久平からの電車を検索すると、16:47分のあさま626号を逃すと、19:30分のあさま630号しか無い事に気づきました。
ここから岩村田宿本陣跡まで 4.7km 、そこから佐久平駅まで約 1km 弱、計5km 強、時間との戦いです。
1時間15分で、この 5km 強を歩き切り、切符を買って新幹線に乗れなければ、佐久平で3時間近く待つことになります。碓氷峠を越え疲れた脚に鞭を打って、時速 7km の高速モードで歩きます。正直きついです。
時折、ジョギングも織り交ぜながら、なんとか 40分程度で岩村田宿本陣跡地に到着。ここ岩村田宿も、宿場町は商店街化していました。
16:10分、残り時間37分です。迷わなければ間に合う距離です。
途中で親切な、男子高校生に道を教わったおかげで無事に、あさま626号に乗れました。