中山道六十九次 8日目 2021/04/24
いよいよ後半突入、今週は、土日2日間歩くことができる天気予報なので、福島宿から出発し、上松 (9.4km)、須原 (12.8km)、野尻 (7.2km)、三留野 (10.2km)、妻籠宿 (5.6km)、計 45.2 km を目指します。明日は、馬籠 (7.8km)、落合 (4.5km)、中津川 (3.9km)、大井宿 (9.9km)、計 26.1 km と軽めですが、その先御嶽宿までの十三峠は 30km ほど電車の路線と離れてしまうため、次回に持ち越しです。
距離の配分からは、野尻、三留野などに宿を探すなどの選択肢もあるのかもしれませんが、妻籠に泊まってみたいので、この配分です。
過激に2日目に御嶽宿まで 57.5km を目指す案もあるのですが、それでは電車で帰着できるかどうか微妙で、月曜日の会議が不安です。ここが会社員の悲しいところ、やっぱり2日目は大井宿 (恵那) から、名古屋経由、新幹線で帰着できるルートとします。
前泊地の塩尻から中津川線始発、朝7時半ごろ木曽福島到着。天候は曇りのち晴れ、さあ、出発です。
木曽福島を出発してすぐ、美しい芝桜と桜のコラボに遭遇、中央本線沿いの旧道を気分よく進みます。
気分よく歩き出したものの、なぜか体が重くいつもの調子ではありません。昨日は会社が終わってからの移動、塩尻到着が遅かったからか、昨夜の雨のせいか、今日の始発電車が寒かったからか、今一つ調子が出ません。歩いているうちに体が温まってきて復調することを期待して、少しペースを落として進みます。
一時間ほど歩いて木曽の棧につく頃には、天気も気分も良くなってきました。
体を動かしたほうが復調も早かったです。
木曽の棧を過ぎて30分ほどで上松宿に到着です。 木曽福島から約1時間半、これなら前回ここまで歩いておいても良かったかなと考えながら本陣跡を探します。
本陣跡は、歯科医院になっていました。
町の方々がボランティアで街道を掃除をされています。気分よく歩かせていただいていることに感謝です。
上松宿から途中の寝覚 (ねざめ) は、少し登りになっていて木曽の山々を眺めながら進みます。日本で二番目に古いといわれる、お蕎麦屋、越前屋さんを過ぎ、旧道の石畳を下って進み、木曽川沿いの街道に向かって下っていきます。
木曽川沿いに進んで少し行くと、小野の滝。そこからは木曽川沿いを旧道に入ったり国道と合流したりしながら進んでいきます。
11時半、上松宿を出てから2時間半ほどで須原宿の入り口です。木曽福島を出てから約4時間、22km強、大体時速 5.5kmくらい、前半調子が今一つだったからか、いつもより少しゆっくりです。
須原宿は、水舟で有名らしいので、定勝寺の水舟のそばにあったベンチで休憩です。
今日は、45km 強というところなので、まあ半分です。
上松宿から須原宿まで、旧道沿いにはコンビニもスーパーも見かけなかったので、休憩の度につまんだ、買い置きのパンとジャスミンティーが底をつきそうです。スーパー、コンビニそれと、前回は食べ損ねた昼食を今回はいただきたいので、レストランなどを物色しながら進んでいきます。
須原宿の京方見附を過ぎてすぐ、マルトシ生鮮館というスーパーを発見、お茶、パン、魚肉ソーセージをゲットしました。これで空腹で困る事は無くなります。
さらに進むと大桑 道の駅にグルメリア「きらく」さんを発見、木曽牛牛丼御膳をいただきました。やっと木曽牛ゲットです。
須原、野尻間は約 7km、買い物も、食事もしましたが、約2時間で野尻宿に到着、午後2時前です。あと三留野、妻籠まで併せて16km 弱、日没前後に妻籠に到着しそう、いい感じです。
野尻宿から三留野宿は約10Km 修行の時間です。美しい木曽の山々や渓流を楽しみながらもくもくと歩きます。
午後4時前、三留野宿に到着です。三留野の公衆トイレで用をたさせていただいたのですが、この綺麗さにびっくり、驚くほど清掃が行き届いていて大変気分が良かったです。
三留野を出て20~30分も歩くと、南木曽の駅を眼下に眺めながらつつじ街道に入っていきます。途中かぶと観音を通過して進んでいきます。そろそろ、お日様も夕方の顔になってきました。
三留野から妻籠宿までは 5.6km もうすぐ今日の宿泊地です。
妻籠近くの旧道を楽しみながら進むと、今日のお宿「大吉」さんに到着です。
風情があって、大満足です。
部屋に荷物をおろし、夕食前にお風呂をいただきました。ここは、最大3~4人くらいで利用できるお風呂を、家族風呂的に利用できる仕組みで、施錠されていたら、少し待って空いている時間を利用する形式でした。ひとりゆっくり浸かって疲れをいやします。
夕食は、木曽ワインロゼの食前酒、イナゴ佃煮など3種の先付、虹鱒の甘露煮、馬刺し、茸のマヨネーズソテー、酢そばサラダ、茶わん蒸し、香の物、黒米、茸汁。写真に収めなかったのを後悔するほど、大変おいしくいただけました。これと朝ごはんまでついて、1万円ちょっと。お部屋もこじんまりはしていますが、綺麗なお部屋で、満足度高しです。木曽路はとても良かったのでまた来たいですが、「大吉」さんリピートしそうです。赤ワインのハーフボトルを追加でいただきましたが、これはチリワインでした。
食後に、浴衣、丹前、下駄の出で立ちで、月夜の妻籠宿を散策、う~ん満足。
やはり、妻籠宿に宿泊して良かったです。風情です。
明日、朝食を特別に6時半からにしていただき、今日は就寝です。