一人旅 五十三次一気完歩など

東海道、中山道など街道歩き

2022年 甲州道中四十四次 3日目 2022/04/09

2つの高気圧に挟まれた影響か、南風で今日は暖かくなりそうです。お天気は快晴、朝一番の電車で藤野駅に到着、7時36分です。

四十四次 約 207 km (52里21丁)3日目、今日は、距離を稼ぎつつ、4日目の笹子峠越えを軽くしたいので、阿弥陀海道宿を越えて、黒野田宿手前の笹子駅まで約40kmを目標に進みます。吉野宿を過ぎた藤野駅からスタートして、関野(2.8km)、上野原(3.7km)、鶴川(2.0km)、野田尻(4.3km)、犬目(2.0km)、下鳥沢(5.1km)、上鳥沢(0.5km) 、猿橋(2.8km) 、駒橋(2.4km) 、大月(1.7km) 、下花咲(1.4km)、上花咲(0.5km) 、下初狩(1.4km) 、中初狩(2.6km) 、白野(4.1km)、阿弥陀海道(2.0km)、計 39.5km 16宿に加えて、笹子駅までの1kmほどを加えると40km超えになります。さあ、出発です。

新しくできた友人から、藤野には「緑のラブレター」なるものがあって、駅から見えるかもという情報をもらいました。到着して駅から南側、相模川をはさんだ山に、確かにありました。オブジェだそうですが、このままデジタル化が進んでいくと何十年か後には、「昔はラブレターという紙に直筆で思いを綴って相手に届ける習慣があった」みたいになるかもしれないなぁと、どうでもいいことを考えながらスタスタ歩いていくと、20分ほどで関野宿に到着です。小仏峠を越えた小原宿から、ここまでが相模国です。

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緑のラブレター 関野宿

次の上野原宿から教来石が甲斐国 (山梨県)で、その後、蔦木から下諏訪までが、信濃国 (長野県)となります。今回は1都3県で、江戸時代の国割も、武蔵、相模、甲斐、信濃、4国を巡る旅になります。

上野原に向かって旧道を進んでいき、国境だった境川を越え、諏訪関所跡、塚場一里塚を越えると上野原市の市街地に入り上野原宿に到着です。本陣跡は消防団の詰所になってました。やっぱり、法令を伝馬制で伝達するという宿場の役割から、本陣跡や高札場跡が遺構として保存されていない場合、郵便局、町村の集会所、消防団の詰所、交番などになっているケースが多いように感じます。出発から1時間少し、ここまで6.5km、やっぱり朝の歩き出しは快調で、時速6kmより速いペースで歩いたことになります。

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旧道への分岐 境川(県境) 諏訪関所跡
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道標 塚場一里塚 上野原藤田本陣跡

上野原宿甲州方見附のあたりに、セブンイレブンがあったので休憩です。カレーパンとアイスコーヒーをいただき、トイレを拝借しました。
次の鶴川宿までは2kmほど、30分かからず到着です。富田本陣跡は「あいらーくまちや」という交流センターになっています。

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鶴川の桜 鶴川宿富田本陣地点

ここからの、野田尻宿、犬目宿は鶴川宿から6km強の間に、約250m上っていくことになります。峠ほど急峻ではないでしょうが上りは歩いている実感が強いので楽しみです。野田尻までの道のりは、ところどころしっかりした上りになっていますが、ほぼ舗装道路で歩きやすくまた上野原市は総じて案内が充実しているので迷わず進んでいけます。鶴川から1時間ほどで野田尻宿に到着。10時過ぎです。本陣跡から少し入った公衆トイレをお借りして、交番前で休憩です。

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野田尻宿への上りの始まり 大椚一里塚 吾妻神社の大杉
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中央自動車道を越えて 御小休所跡 野田尻宿

次の犬目宿に向かう道のりは旧道の峠道がところどころあり、街道歩きを実感できます。道中3色の桜と紫の花(オオアラセイトウ?)4色の美しいコラボレーションを見ることができ感動です。日本の春は美しい。ちょうど11時、犬目宿に到着です。ここからは鳥沢に向けて下っていく感じになります。

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荻野一里塚 美しい日本の春 ところどころの旧道
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犬目宿 恋塚一里塚 旧道の石畳を下り鳥沢へ

約1時間下っていくと、下鳥沢宿に到着です。休まず、合宿だった上鳥沢宿まで10分程歩き本陣地点にあったセブンイレブンで休憩です。ちょうど12時になりました。ここまでで20km強、本日の半分は歩いたことになります。

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下鳥沢本陣地点の駐在所 上鳥沢本陣地点の郵便局

次の猿橋に向かう道中、アプリの指す道のりがどうも怪しかったのですが、そのまま強行すると誰も通っていないようなけもの道になり、個人のお宅の庭先を横切る形になりました。幸い家人が農作業をされていたので、お声がけし通していただけました。

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本当にこれが旧道か? 桂川沿い旧甲州街道

このシリーズのアプリは大変重宝するのですが、ごくたまにこういう事もあります。

抜けると桂川沿いに出ることができました。そこから15分くらいで猿橋に到着、橋から覗く吸い込まれそうな淵は圧巻です。少し猿橋を見学した後、本陣跡に向かいます。ここも遺構はなく消防団の詰所になっています。

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猿橋
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猿橋本陣地点の消防団詰所 駒川発電所 駒川宿

午後一時、さらに駒橋宿を目指します。東電の駒橋発電所の横を通り過ぎ、旧道を抜けて進むと駒橋宿本陣跡に、午後1時半になりました。

ここから下初狩までは、約5kmに4つの宿場がでてくる宿場ラッシュに入ります。大月宿には午後2時に到着、駅前でお昼ご飯を頂きました。

都留高校近くの大月宿星野本陣跡地には遺構はありませんでした。すぐ下に富士急行の大月線が走っていたのを確認して、下花咲に向かいます。午後2時20分ごろには下花咲に、2時半ごろには上花咲に到着しました。休まず下初狩宿に向かいます。

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大月駅 大月宿星野本陣地点 都留高校
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下花咲星野本陣跡(星野屋敷)御小休止跡 上花咲井上本陣地点

初狩の奥脇本陣跡は、みどう本陣としてレンタルスペースになっているようです。

そのまま、中初狩に進みます。中初狩の小林本陣、明治天皇御小休止所跡地に到着したのは午後3時半ごろです。これで本日14宿、約33km歩きました。白野宿、阿弥陀海道宿を目指します。大月宿からだと、阿弥陀海道宿へは12km程で200mくらい上っていくことになります。

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初狩 中初狩御小休止跡 笹子へ

緩やかな勾配をところどころ上っていきます。もう本日のゴールが見えてきたので、あまり疲れも感じず、午後4時過ぎには白野宿今泉本陣跡、午後4時半には、阿弥陀海道宿本陣地点に到着しました。阿弥陀海道の本陣跡には笹子郵便局と公民館、さらに消防団の詰所がその真向いに建っていました。

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白野今泉本陣地点 阿弥陀海道本陣地点 笹子駅

笹子駅には、午後4時45分に到着。さすがにここまでくると電車での帰宅に2時間以上かかるようになってきました。次回は笹子越えのため、大月に新しくできた東横INNにでも前泊して時間に余裕をもって甲府を目指したいと思います。

できれば、名物の「ほうとう」も食べたいなと思います。

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やっと半分 先週の方が厳しかったです

 

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2022年 甲州道中四十四次 2日目 2022/04/02

良く晴れた土曜日です。今週が最後の冬の空気という事で、朝一番の電車で府中本町に到着した時の気温は5℃、今日は12℃までしか気温が上がらないそうです。

四十四次 約 207 km (52里21丁)2日目、今日は、一つ目の難所である小仏峠を越えるので、前回の足慣らしとほぼ同じ、30km設定です。府中からスタートして、日野(7.9km)、八王子(6.9km)、駒木野(6.9km)、小原(2.9km)、与瀬(2.1km)、吉野(3.7km)  計 30.3km 6宿の予定です。さあ出発です。

府中本町、大庄屋本陣跡地、高札場跡地を後に、まず旧甲州街道である、県道229号線を立川方面に進みます。

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府中宿を出発

15分も歩くと、桜満開の新府中街道に行き当たりました。街道を越えると国立市谷保天満宮を越えて立川市に入ります。

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府中街道 国立市 谷保天満宮

立川市に入ると旧道を立川駅側に少し北上し、柴崎体育館の隣を通るように南下して甲州街道に戻ります。

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立川 立日橋

甲州街道に戻り、立日橋を渡り多摩川を越えれば、日野市です。日野宿佐藤本陣跡を見て、正面の日野宿交流館でトイレをお借りして少し休憩です。府中を出てから約1時間半、8時40分になりました。7.9km時速5kmというところでしょうか、まずまずです。交流館の自販機には、土方さんの局中法度がありました。ちょっと嬉しい。日野宿を出て今度は、横山宿(八王子)を目指します。

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日野市へ 旧日野銀行 日野宿佐藤本陣跡
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日野宿交流館 局中法度 高札場跡

日野駅を越えると仕事で訪問させていただいたことのある、日野自動車さん、コニカミノルタさんを過ぎ八王子市に入りました。9時15分ごろです。

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日野自工 コニカミノルタ 八王子市へ

竹の鼻一里塚を越え市街に入ります。八王子市夢美術館を越え、八王子山城線と国道20号線の交差点が横山宿新野本陣跡ですが遺構もありません。

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竹の鼻一里塚 横山宿新野本陣地点

10時になりました。お腹も減ってきたので、途中で軽食を取れる場所を探しながら、次の駒木野宿を目指します。西八王子付近でケンタッキーフライドチキンのお店を発見、チキンフィレサンドとホットコーヒーで15分程休憩しました。10時45分、出発から4時間弱、距離的には今日の旅程の半分ですが、今から小仏峠越え、まだ6時間以上は歩く感じになりそうです。

休憩を終え、進むと武蔵陵墓地(多摩御陵)の参道です。しばし黙祷をささげて、高尾駅にすすみます。高尾駅さらに、駒木野庭園を過ぎたあたりからちらほら、ハイカーの人達と行きかうようになります。今日はいいお天気の土曜日、沢山の高尾山ハイカーがやってこられるのだと思います。

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多摩御陵 高尾駅 駒木野庭園

駒木野鈴木本陣跡には遺構はありませんでしたが、少し行くと小仏関跡があり、その横には駒木野宿の石碑があります。

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小仏関跡 駒木野宿 道端の水仙

 

もうシーズンは終わっていますが、天神梅林、湯の花梅林を過ぎ、国鉄小仏信号場跡を過ぎると、間宿の小仏宿跡です。少し行くと小仏バス停でさっき僕を追い抜いて行ったバスからどっとハイカーの人達が降車されてきました。いよいよ小仏峠、景信山登山口です。午後1時前です。

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小仏宿(間宿) 景信山登山口

イカーの人達はバスを降りたばかりで元気いっぱいです。さすがに、府中から20kmも歩いた後で元気いっぱいというわけにはいきませんが、ハイカーの人達の間を縫うようにどんどん進んでいきます。登山口から30分程登ってくると、見晴らし台です。遠くに相模湖がみえています。人の流れに乗ってどんどん登っていきます。午後1時半、どうやら頂上に着いたようです。沢山のハイカーの方々がおもいおもいに茶店や景色の良いところに陣取って休憩されています。

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小仏峠 見晴 痛恨の城山山頂

おや?頂上?ここで大きな間違いに気づきました。峠ですから山頂に来ることはないはずです。アプリで確認するとなんと城山の頂上にいる自分を発見。どうやら、先程の見晴らし台の手前で甲州道は下りになっているという道標を見逃したようです。東海道四日市でもかなり間違って戻りましたが、今回が一番のミスです。30分程かけて登った道のりを15分の速足で下って見晴(見晴らし台)に戻り、甲州道への下り分岐へ、1時間弱のロスもそうですが、さすがにこの登りはこたえました。あ~あ、今日は相模湖までしか無理かなぁと思いながら、小仏峠の下りに取り掛かります。何度かこむらがえりになりそうな足を気にしながら、やっと小仏峠を制覇です。アスファルト道路に出て安全地帯のある踊り場のようなところで、足を投げ出してへたり込みました。ここですこし休憩しながら反省です。峠道では、GPSの精度が落ちるので、少しくらいずれていてもあまり気にしなかった事と、ハイカーの方々の流れに考えずに乗っかって進んだことが今回の原因です。もう少しマメにアプリをチェックすることにして、相模湖方面に進むことにします。

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甲州道城山登山道分岐案内 小仏峠甲州道下り 峠出口

 

小仏峠を抜けてから30分程だらだらと下っていくと小原宿です。午後2時40分です。駒木野から景信山まで1時間、小仏峠のミスを含めて2時間、2.9km程でしたが、3時間近く使ってしまいました。ここから武蔵国を離れ相模国、神奈川県突入です。次の与瀬宿までは2km少し、その手前にJRの相模湖駅があります。ミスの影響が大きいようなら、次回相模湖から再スタートとして、今日はこの小原宿までとする軟弱な考えで、相模湖方面に進みます。

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小原宿 清水本陣跡

 

平地に戻って負担が軽くなったので疲れていますが、筋肉痛もましになってきました。相模湖駅前を過ぎ、午後3時15分与瀬宿跡地に到着です。

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與瀬御小休所石碑 与瀬坂本本陣地点


戻って相模湖駅から帰るか迷ったのですが、戻るのは違うかなと、今日本来の目的地、次の吉野宿まで進むことにします。

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湖畔沿いの平地なら楽なんですが

国道20号線は相模湖の湖畔を沿うように平地を走るのですが、旧道は中央自動車道の北側まで一旦登って下る道のりです。相模湖を眼下に眺めながら最後の上りです。与瀬宿から小一時間、吉野宿に到着です。藤野駅手前でもう一度、与孫で旧道は上りになりました。もう勘弁してほしいところです。

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高札場跡 吉野本陣跡 旧道の上り


午後4時30分、やっと藤野駅に到着、JR中央本線武蔵野線京浜東北線高崎線と乗り継ぎ上尾に午後6時過ぎに帰着できました。

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アベノハルカス300はたしか60階

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なんとか3分の1です



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2022年 甲州道中四十四次 1日目 2022/03/27

日本橋の道路元標も、東海道中山道日光道中に続いてもう4度目です。

奥州道中は、宇都宮分岐地点からのスタート予定なので、当分この道路元標や麒麟にはお目にかからなくなりそうです。

今日は、上尾から始発電車で東京駅まで移動したので、朝6時45分からのスタートです。

四十四次 約 207 km (52里21丁)1日目、今日は、久々の足慣らしという事もあり軽めの設定、内藤新宿(7.9km)、下高井戸(7.9km)、上高井戸(1.3km)、国領(6km)、下布田(0.3km)、上布田(0.2km)、下石原(0.9km)、上石原(0.8km)、府中(5.0km)  計 30.2km 9宿の予定です。さあ出発です。

道路元標から一旦東京駅に戻ります。

日本橋、道路元標

町奉行所のあったあたりを見物してから、旧道にあたる構内の通路を通って丸の内側の出口に進み、そのまま皇居に向かいます。お堀では白鳥が泳いでいました。

東京駅 北町奉行所跡
東京駅 皇居方面へ

皇居の内堀通り日比谷公園方面に向かい、日比谷公園から桜田門の方面へ北上します。

桜田門の前には警視庁本部本庁舎、まさに桜田門といわれるわけだなと思いながら、少し坂道を上っていくと国会議事堂です。国会議事堂の正面を横切り最高裁前、国立劇場を過ぎ、四谷方面に向かいます。四谷までは、1kmその先、新宿までは 4kmです。

日比谷公園 桜田門
国会議事堂 最高裁 国立劇場前満開の桜
国立劇場を越え四谷方面へ

四ツ谷駅まではあっという間、そのまま内藤新宿の本陣跡に向かいます。遺構もなかったので、新宿御苑を左に見てそのまま新宿駅方面へ向かいます。

四ツ谷駅 内藤新宿本陣地点
新宿駅

日本橋、東京駅、皇居、日比谷公園桜田門、警視庁、国会議事堂、国立劇場まさに、はとバス的な展開だったので、普段なら1時間で十分な5kmの道のりに、1時間半も使ってしまいました。高井戸までは、少しペースアップして進むことにします。20号線をどんどん進んでいくと1時間ほどで明大前、9時半です。

さらに30分ほど進むと2つ目の宿場、下高井戸宿です。ここも遺構が無いのでさらに30分ほど進むと、上高井戸宿もう、3つ目の宿場町10時半です。上高井戸の本陣跡地には交番がありました。下高井戸、上高井戸は合宿だったようです。

明治大学 下高井戸 上高井戸

上高井戸を過ぎ、旧甲州街道側に分岐し、京王線に沿うように次の国領宿に進みます。

1時間少しで国領宿に到着、11時45分になりました。下布田で調布の街中に入ったので、タンメン屋さんで昼食を取り休憩です。

国領、下布田、上布田、下石原、上石原までは、布田五宿といわれていて、数百メートル単位で次の宿場に到着します。ここまで近いと、宿場間達成感もあまりありません。

国領 下布田 上布田
調布 下石原 上石原

 

上石原宿を過ぎてすぐの西光寺で近藤勇の座像を観ました。午後1時前になりました。

あとは、今日の目的地である府中宿まで約5kmです。もう少し進めそうですが、今日は足慣らし、おろしたての靴のせいか足も少し痛むので予定通り、早めに切り上げることにして進みます。

40分ほどで東府中、大国魂神社を過ぎると府中宿の高札場跡、府中本町の駅に向かって進むと本陣跡に到着、午後2時です。

近藤勇座像 一路府中へ 東府中
大国魂神社 高札場跡 府中宿本陣跡地

今日はここまで次回は府中本町からのスタートです。

7分の1というところです

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2022年 甲州道中四十四次

今年も寒さもひと段落し、日も長くなってきたので、いよいよ甲州道中 207 km を歩く事にしました。

東海道中山道甲州道中、日光道中奥州道中五街道」を全部歩く計画なので、奥州道中を加えると後300 kmほどが残りになります。

甲州道中は、主に国道20号線沿いに歩くことになりますが、第一の宿場町の内藤新宿までの道のりが、はとバス的な感じになると思うので大変楽しみです。しかし、小仏峠笹子峠などの難所もあり一筋縄ではいかないのは今までの街道歩きと同じです。

今回もまとまったお休みは厳しいので、早朝発進のための前泊や、経路上必要な宿泊に限定して、できるだけ、日光道中と同じように電車移動、日帰り旅で組み立てる予定です。

中山道では通り過ぎた諏訪湖で、完遂祝いに温泉一泊くらいはするかもしれません。

さあ、出発です。

 
甲州道中

 

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日光道中データ

宿場 江戸期の行政区分 現在の自治 距離 (km)
令制国 都道府県 市区町村 宿場間 累積
起点:日本橋 武蔵国 豊島郡 東京都 中央区 0 0
1. 千住宿 足立郡 足立区 8.7 8.7
2. 草加宿 埼玉県 草加市 8.8 17.5
3. 越ヶ谷宿 埼玉郡 越谷市 6.9 24.4
4. 粕壁宿 春日部市 11.2 35.6
5. 杉戸宿 葛飾郡 北葛飾郡 6.2 41.8
6. 幸手宿 幸手市 6.6 48.4
7. 栗橋宿 久喜市 8.2 56.6
8. 中田宿 下総国   茨城県 古河市 0.2 56.8
9. 古河宿 5.9 62.7
10. 野木宿 下野国 都賀郡 栃木県 下都賀郡 2.8 65.5
11. 間々田宿 小山市 6.9 72.4
12. 小山宿 6.4 78.8
13. 新田宿 5.1 83.9
14. 小金井宿 下野市 3.2 87.1
15. 石橋宿 5.9 93
16. 雀宮宿 河内郡 宇都宮市 6.4 99.4
17. 宇都宮宿 8 107.4
18. 徳次郎宿 9.7 117.1
19. 大沢宿 都賀郡 日光市 8.9 126
20. 今市宿 7.9 133.9
21. 鉢石宿 7.8 141.7
終点:日光坊中   141.7

 

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日光道中二十一次 4日目 2021/10/23

いよいよ日光道中も最終日です。

今日1日で、約34 km 歩いて最終目的地の日光に到着予定です。日も短くなってきているので、前泊しました。少しは、旅情も味わいたかったので昨夜、宇都宮餃子を食べることができて良かったです。

二十一次 4日目、今日は、徳次郎(9.7km)、大澤(8.9km)、今市(7.8km)、鉢石宿(7.8km) 計 34.3km の予定です。今日は1日晴天の予定、午前6時さあ出発です。

今日は、ほぼ国道119号線に沿って進みます。

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宇都宮を出発119号線に

朝焼けの中、旧道を進んでいくと119号線と合流です。歩道には杉並木が残っていて歩きやすいです。進んでいくと上戸祭一里塚です。一里塚を越えると、仕事で何度かお伺いさせていただいた、レオン自動機さんです。いつもは車での訪問だったので、日光道中沿いというのは今日初めて知りました。午前7時になりました。レオン自動機さんから小一時間も歩くと宇都宮動物園の看板、高谷林一里塚、接合井と続けば、下徳次郎宿です。

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レオン自動機さん、宇都宮動物園案内

徳次郎宿は下、中、上と3つの宿場集落でつながった長い宿場町です。下徳次郎宿金谷仮本陣跡は遺構もありませんでしたが少し歩くと下徳次郎宿の名主跡の案内がありました。午前8時過ぎです。続いて中徳次郎宿の案内を見つけ、徳次郎宿の鎮守である智賀都神社を越えて、上徳次郎のバス停についたのは、午前9時前です。徳次郎宿だけで 4 km 近くあったと思います。

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接合井、下徳次郎
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中徳次郎、智賀都神社、上徳次郎

次の大澤宿までも約 9 km とかなり距離があるので、コンビニで休憩し、さらに進んでいきます。徳次郎宿から一時間、やっと日光市の案内がありました、越境です。

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日光市へ、大澤宿地点

ここからは、ところどころ119号線に並行した旧道が残っており、街道沿いの杉並木が風情です。大澤宿は残念ながら遺構もなかったので休まず、次の今市宿に向かいます。午前10半です。大澤宿から1時間半程度進んでいくと、日光例幣使街道との追分、追分を過ぎると今市の市街地になります。

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追分、今市ニコニコ本陣

道の駅「日光街道ニコニコ本陣」、たまり漬け老舗の上澤梅太郎商店を過ぎ、今市宿の本陣跡を探しましたが、見つかりません。さっきのニコニコ本陣で良かったことにして、先に進みます。

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上澤梅太郎商店、今市宿

お昼12時半になりました。今市を過ぎると旧道でもある、日光杉並木街道を歩くことができます。風情があって気持ちがいいです。

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日光杉並木

日光杉並木街道に入ると街道沿いに流れる水が美しいのがわかります。清流です。今日はまずまず天気も良いので静かな杉並木を清らかな流れに沿ってさかのぼるように歩いていくととても気分が良いです。

杉並木街道をでると少し歩きにくいところがありますが、上っていくともう日光です。日光東武線の駅が見えてきました。

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日光杉並木、東武日光駅

日光杉並木街道に入ってから1時間半ぐらいかかりました。鉢石宿本陣地点、老舗湯葉そば魚要を過ぎ歩いていくとゴールの神橋です。午後2時過ぎ、前回、前々回とバイクや電車で東照宮に来た時には入らなかった神橋に入りゴールの橋を渡ります。清流が綺麗です。これで日光道中の旅も終わりです。やっぱり東海道中山道と比べるとあっけなかった感じです。

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神橋到着

少し遅いお昼ご飯を食べて、電車で上尾に帰宅しました。

日光街道は総じて国道沿いを歩く旅で風情に乏しかったので、手短に日光街道を歩きたい方には、今市から日光までの 8 km の旅がおすすめです。ゆっくり歩いても2~3時間の旅ですし、ゴールの神橋まで歩けばある程度達成感を感じることもできると思います。

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141.7 km 完歩

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日本橋~粕壁(1日目)、粕壁~小山(2日目 )、小山~宇都宮(3日目 )、宇都宮~日光(4日目)、日光道中データ

日光道中二十一次 3日目 2021/10/16

先週は、大阪に帰らなくてはならなかったので、2週間ぶりです。今日は、傘を差そうか差すまいか迷うような天気ですが、午前中は降っても弱雨ということで、続きを歩くことにしました。

上尾から大宮に出てJR宇都宮線小山駅まで移動し、前回の続き小山宿からのスタートです。朝7時少し前、今日は、新田(5.1km)、小金井(3.2km)、石橋(5.9km)、雀宮(6.4km)、宇都宮(8.0km) 計 28.6km の短めな予定です。雨も降りそうなので前回頑張ばっておいて良かったです。さあ出発です。

いきなり凡ミス、小山駅の東側に出てしまいました。気を取り直して、小山駅西側から、日光街道である県道265号線にでて、北上を続けます。

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小山駅

てくてく進んでいくと、壬生道との分岐点です。私は、土方歳三が好きなので、東海道を歩いた際に、新選組の定宿を品川宿で探した時の事を思い出しました。この辺りは下野なのかと壬生義士(実際 土方歳三多摩郡石田村生まれで、後に壬生浪士組に加入)に思いを馳せながら歩いていると、喜沢一里塚です。新田宿まではあと 2 kmぐらいでしょうか、雨が傘無しではつらくなってきたので、折り畳み傘を差して歩いていきます。

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壬生道分岐、喜沢一里塚

小山を出てから約1時間、新田宿 青木本陣跡に到着です。時刻は午前8時過ぎ。疲れていないので、小金井宿を目指します。

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新田宿

2 km くらいで、小金井一里塚に、もう小金井宿は目と鼻の先です。ほどなく小金井宿 大越本陣跡に到着しました。

時刻は9時前、生憎の雨で腰を下ろす場所もないので、どこかに屋根付きのベンチがある公園でもあれば休憩することにして、先に進むことにします。次の石橋宿で今日の予定は半分です。弱雨ですがなんとかなるでしょう。

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小金井一里塚、小金井宿

小金井宿を過ぎ、進んでいくと旧道の残っているところがあり、できるだけトレースしながら進んでいきます。旧道沿いに大きな建物があり、よく見ると下野市役所です。旧道は市役所の敷地を横切るように通っていて敷地を抜けさせていただきます。

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旧道、下野市役所

下野市役所を過ぎ 2 km ほど行くと旧道が途切れて、4号線に出ます。ここから当面、ほぼ4号線沿いに進んでいくことになりますが、歩道がそれなりに、整備されていて歩きにくくはありません。

4号線沿い、石橋宿のすぐ手前に、中央公園という小さな公園がありました。屋根のある東屋風のベンチもトイレもあったので、休憩させてもらいます。買っておいたパンを少し食べて、10分ほど休憩すると雨も傘を差さなくても大丈夫かなというくらい、小降りになってきました。出発です。まもなく石橋宿 伊沢本陣跡に到着、10時15分くらいです。休憩も取ったばかりなので、次の雀宮宿に進みます。

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日光街道、石橋宿地点

石橋宿から雀宮は4号線に沿って退屈な、なんの変哲もない道をひたすら歩きます、修行です。傘がいらなくなったのが救いです。

どんどん進んでいくと雀宮宿に到着です。小倉本陣跡には遺構がありませんでしたが、仮本陣がありました。11時半になりました。次の宇都宮宿まではあと 8 km 疲れてきているので2時間程度でしょうか、昼食は宇都宮餃子にすることにして、先を急ぎます。天気予報も、午後2時ごろからは本降りとの事なので進めるだけ進みます。

またまた、退屈で変哲もない4号線沿いの道を進んでいきます。1時間の修行の時間の後、前方に宇都宮の町の気配が出てきました。ここまでくれば、あと 3 km 程度でしょうか。雨は傘無しではつらくなってきたので、また折り畳み傘を取り出して歩きます。

雨降りは傘を持つ手がこわばってきたりするので、かわるがわる持ち手を変えながら進んでいきます。40分ほど歩くと、宇都宮宿 小平本陣跡に到着、午後1時15分、今日の目標は達成です。

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雀宮宿、宇都宮宿

東武宇都宮駅を通り越し、JR宇都宮駅に向かう途中で、念願の宇都宮餃子ランチを食べ、JR宇都宮線に乗って帰宅しました。

次回、少しは旅行気分も味わいたいので、宇都宮に前泊し、餃子ディナーでも食べて日光を目指すことにします。

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雨の宇都宮駅周辺、あと4分の1ほどです。

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